おかみさんの会サポーターのシナです
第4回『鯨料理を楽しむ会』が、南房総市和田町にある和田コミュニティセンターで開催されました
和田浦鯨食文化研究会おかみさんの会
が主催したこのイベント![]()
おかみさんの会メンバーは前日から会場設営に汗を流し、当日9時には各店自慢の新作鯨料理を持ち寄り「くじらオードブル」の制作にとりかかり、鯨料理ファンへのおもてなし体制を整える。
当日の進行役に指名されていた私も会場へかけつけましたが、それまで本会の流れを知らされておらず、まあいつものことですが準備に追われる代表の櫟原八千代さんのあとを追い掛け回し、今日は汗だく。
準備も一段落した11時30分頃、受付開始間際の束の間のひと時に、これまた持ち寄った"まかない"でお昼ごはん。
"まかない"といえど、地元の女将さん達の手作り料理であるから、まいう~なわけ。
料理店・民宿の経営に携わっているわけではない私は「おかみさんの会」のサポーターとして皆さんのお手伝いをしている立場であるが、この"まかない"が何よりの報酬。
食材を活かした味付けはもちろんの事、なんだろう心落ち着く"おふくろの味"を堪能できるひとときなんですよ。
女将さんたちを褒め称えるのはこのくらいにして、12時を過ぎると本日のイベントパートナーである千葉県立安房拓心高等学校
の調理系列所属の生徒達4人が引率の先生と共に到着しました。
わが和田地域にある唯一の高等学校である県立安房拓心高等学校は、文理系列・土木系列・園芸系列・畜産系列そして調理系列の5系列のコースを有する総合学科の高等学校となって5年が経ちます。
安房拓心高校の生徒達は、各専門分野で地域へ貢献しながら経験を積んでいる姿勢は地元の評価が高く将来を期待されています。
中でも調理系列では、南房総の食材を使った料理コンテストに高校生として参加した経歴を持ち、今回ご提供の鯨料理は、コンテストへ出展した料理のレシピを先輩から受け継ぎ、先輩のアドバイスによって自分達で改良を重ねた自信作のようです。
12:30受付スタート、60名近くの参加者が会場のテーブルへエスコートされます。
13:00、第4回鯨料理を楽しむ会がスタート。
日本捕鯨協会の高山武弘名誉顧問のご挨拶に始まり、主催者であるおかみさんの会メンバーを代表して『鯨料理ぴーまん』の女将櫟原八千代さんより今回初登場の新作鯨料理の説明がありました。

今回のメニューは次の通り。
■くじらの竜田揚げ寿司==竜田揚げに野菜を添えて握りました。
■くじらの肉巻きおにぎり==ミンク鯨で肉巻きおにぎりを作りました
■尾羽の辛子酢味噌がけ==尾羽に緑色の刺身蒟蒻をあしらいました。
■くじらと野菜のポン酢和え==季節の野菜をたっぷり添えて。
■野菜とくじらの肉巻きカツ==くじらで彩りの良い野菜を巻いて。
■くじらの松風==くじらで松風を作ってみました。
■鯨の塩辛とゴーヤのナムル==ゴーヤとミンク鯨の塩辛をあっさり味に。
■くじらの玉子巻き==鯨の竜田揚げを卵で巻いて。
■くじらの紅白だんご==鯨のひきと野菜を合わせ、餅米で巻き蒸しました。
■くじらのたこ焼き風=くじら版のたこ焼き。
■つちくじらとゴボウの煮物==鯨とゴボウ、相性良く煮てみました。
■くじら餅==季節の枝豆の餡でくじらを作りました。

以上12品、既存の鯨料理をアレンジしたものもありますが、すべては新作料理というから驚きです。
安房拓心高校3年の吉野ゆうすけ君他3名の生徒による高校生オリジナル鯨料理の披露がありました。


私がオススメの料理は「だんらんくじら」
子供から大人までが美味しく味わえるよう、味付けをカレーやキムチなどバラエティに富んだコンビネーションの鯨カツ「だんらんくじら」は、私が慣れ親しんでいるおかみさんの会オリジナルとはまた違い、食欲をくすぐる味わいが印象深い。
会場の鯨料理ファンからも大好評で、女将さん達をもうならせる正直コメントに困る素晴らしい料理に仕上がっていました。
さて、いよいよ今回のメインアトラクションといえる「くじら料理講習会」。
この企画の発端は、3回を重ねる「楽しむ会」のアンケートで寄せられた要望に着目した結果からだそうで。
「鯨料理の簡単な料理法を知りたい」という要望に応えた形になったこの企画は、おかみさんの会オリジナル鯨料理の中から人気のメニューを家庭でも簡単に作れるレシピを惜しげもなく披露するというもの。
料理人にとってレシピは秘伝中の秘伝ですが、今回の楽しむ会では「鯨カルパッチョ」「鯨まぜ御飯」「鯨ピビンパ」の3品を紹介しました。
披露するのは発案者でもある3人の女将さん、まりちゃん・みかちゃん・やすこちゃんの3人娘。でした...今日だけ限定の娘扱いである事は言うまでもありませんが。

調理テーブルの周りには、女将さん直伝の料理法に興味津々の参加者達が3人娘の手元をのぞきこむ。
進行役の筆者は隣でツッコミをいれながら、蒸し暑い会場内の空気を時折ひんやりとさせる役割も忘れない、と謙遜してみよう(笑)
レシピの詳細については特別に公開することを許されていますが、この時点でかなり長文になっているので近日公開ということで。

調理実演を目の当たりにした参加者は各々のテーブルへ戻り、香りと音を体感した余韻にひたりながら用意された「くじらオードブル」に舌鼓をうつ。

太平洋を一望できる和田コミュニティセンター自慢のオーシャンビューウインドウの前にはドリンク売場が設営され、思い思いの飲みものを買い求める参加者の姿が後を絶ちません。

ビールがとってもうまそうだったのは私だけじゃないはず。
そんな大人達を横目に、安房拓心高校の若き料理人達は自ら心を込めて作った「だんらんくじら」を各テーブルへ振舞っていました。
会の終わりが近づき、共に汗を流した若き料理人達へ感想を聞いてみました。

「この鯨料理は先輩から受け継いだ料理。初めて鯨肉を触ったが、扱うのが難しいことがわかった」(鯨肉は解凍に技術を要するため素人には難しい)
「たくさんの参加者の方に私達の料理を食べて頂き、美味しいと言われることが嬉しかった」(ホントに本家よりも・・・以下省略)
「フジテレビの取材が来ていたのでビックリした」(捕鯨業者の外房捕鯨株式会社さんのご紹介で取材を受けた)

・・・若いって素晴らしい。
将来有望な若者達が地元の活性化に興味をもってくれることを期待してやみません。
『鯨料理と月見の会』を9月26日(日)に和田浦海水浴場特設会場にて開催予定、乞うご期待!
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