首は短いが、どんなところでも首を突っ込むシナです

朝8時に集合し、参加者は配布されたボランティア袋を持って海岸のゴミを拾い始めます。
主宰しているのは、プロジェクトがキッカケで一緒に活動するようになったNさん。
Nさんはご自身もサーフィンの経験があり、数年前に和田町へ移住してこられた方です。
白渚の海を愛する皆さんの地道な活動のおかげで、このビーチクリーン活動も今年で10年目。
白渚海岸のサーフショップ
「SPLASH」
を経営するYさんや、SPLASHさんを利用するローカルサーファーや地域外から通ってくれているサーファーの皆さん。
そして、この活動を支えてくれているのは、白渚海岸のすぐ近くにクラブハウスを構え、週末に都内から通い続け地元に根付いて15年、駒沢大学のサーフィンサークルの皆さんです。
彼らが使用しているクラブハウスは、偶然にも私の同級生の家の敷地内でした。
毎週のように白渚海岸へ通う彼らを見た、同級生のおばあちゃんが、
「おめぇらよー、めぇしゅう(毎週)いっつも来てっけんが、こぉにいりゃぁいいやで。この家古いけんが貸してやっかい自由に使えさ」
彼らは滞りなく家賃を払い続け、自分達の力で畳や水周りなどを修繕しながら、週末はここで過ごすようになったそうな。
心温まるお話ですが、この家もいかんせん老朽化が進んできたため、お互い納得のもとですが、9月いっぱいでクラブハウスを撤退しなければならないそうです。

Nさんがクラブハウスへ声を掛けると、彼らは海岸へ降りてきました。
私は海岸の南側(三原川の河口方面)から、彼らは北側(なぎさドライブインの下)から、砂浜に落ちている空き瓶や漂着したであろうビニール袋を拾っていく。
先週の和田浦海岸とは打って変わって、よく言えば拾い応えのある状況でした。
河口付近と言う事で、小枝や竹など天然の漂着物もありますが、たき火の跡などに人工的廃棄物が散乱していました。
数十人で拾っている若き彼らは、どんどん南下してきて、初参加の私に「おはようございます!」と挨拶をしてくれました。

髪型やファッションはいわゆる今風の青年達ですが、心は私達地元住民と同じく和田の海を愛している、そんな雰囲気でした。
たくさんの方が参加してくれたからでしょうか、砂浜からは20分程度で引き揚げ、ゴミが詰まっているボランティア袋を定位置に集めました。

Nさんからボランティア袋の集積場に不法投棄が合った事、そのような事がないように監視をしていこうなど連絡事項が告げられましたが、彼らは9月いっぱいで撤退予定のため監視もさることながら、このビーチクリーン活動にも10月からは参加できない状況。
そうだ、彼らの新しいクラブハウスになるような物件を探そう!
不動産業者という立場とか関係なしに、いち地元住民として、人脈やクチコミを使って彼らの居場所を作ろう。
現在使用しているクラブハウス内も見せてもらいましたが、とてもキレイに使っていました。
ダイニングにあったホワイトボードには、ビーチクリーン活動の予定や生活のルールなどが記され、自分達で作ったというウッドデッキがありました。
私達が推し進めるプロジェクトは、彼らのような若者達と交流を深めることで具現化していくはずだ。
和田町の海岸線にあるサーフポイントの近くであればどこでもいい、と彼らは言いました。
私は何とかして彼らを救いたい。
ただひとつ、失敗したのは彼らへの連絡先を聞き忘れたこと(汗)
来週またクラブハウスに行ってねっきゃな。