2020年7月15日
コラム
MonoHousing早川建設 設計担当のおだきです。
現在、2020年 7月15日。
今、このブログを読んでくださっている皆さん、こんにちは。
そしていつか、このブログを読んでくれる未来の子どもたち、こんにちは。
今日はMonoHousing早川建設を代表して、「未来を、今つくる」のお話をさせてください。
昨日、SUPER WALL BUILDERS FAMILY(スーパーウォール会 ビルダーズファミリー)のLIVEセミナーに参加しました。
みなさんはSDGsについてご存知でしょうか。
早川建設ではいち早く取り組みを始めています。
さてLIVEセミナーの特別講師は山藤旅聞先生。簡単にご紹介させていただきますと・・・
旅聞先生は、現役の新渡戸文化小中学校・高等学校の教諭をされています。
一般社団法人『Think theEarth』のSDGs for Schoolのアドバイザーであり、『未来教育デザインConfeito』共同設立者でもあり、深くSDGsにかかわっていらっしゃいます。
旅聞先生、見た目はほんわかされた方なのですが、SDGsのこと語り始めると、空気が一変しました。zoomライブであるにも関わらず、視聴していた専務も永井も、話にどんどん引き込まれていきました。
旅聞先生は、コロナウィルス問題の初期の頃から、子どもたちの心に寄り添い「子どもたちは今どんな気持ちか、今何を知りたいのか」をくみ取り、いち早くオンライン授業を採用。
子どもたちに大量の課題をさせるのではなく、今だからできること、例えばオンラインでいろんな職業の人との会話(デザイナーとか)をしたり、オンラインでの試験(ブレイクアウトルームを使って、先生と対面での試験)をしたりと、対話式双方向性授業と呼ばれる革新的な取り組みを行っています。
その旅聞先生、子どもたちにSDGsについての出前授業を行っています。しかしその内容は「SDGsって何?」ではありません。
先生:17個の項目のうち、気になる項目は何?
生徒:2番目の飢餓をゼロに!
先生:じゃあクラスの皆の気になる項目を聞いてみよう。
生徒:みんなそれぞれ気になる項目が違ってた!
先生:そしたら皆で考えれば、17項目全部についての問題に取り組めるね。
そしてSDGsを構成している項目について、皆で考えます。
そんな授業を受けた後の子どもたちの感想は・・・
「12番目の、つくる責任つかう責任の意味がわからない。どういうこと?」
「大人はもう子どもに戻れないから、きっと環境のことはどうでもいいんだ」
「僕たちが今から地球を変えていく。必ず変えられる。」
そこには子どもたちが真剣に自分たちの未来と地球の未来に直面しようとしている姿がありました。
それに比べて私たち大人はどうでしょう・・・自分たちのツケを子どもたちに負わせた上に知らんぷり・・・聞いていて恥ずかしくなってしまいました。
私がこのセミナーで心を動かされたのには理由があります。
早川建設では早くからSDGsに取り組んでいましたが、私は正直、何をしたらいいのかわかりませんでした。
取りあえずゴミを減らしたりには取り組んでいたものの、これで取り組んでいると言えるのかな・・・ともやもやしていました。何もやらないよりはマシよね? そんな感じでした。
でも今回、はっきりわかったことがあります。
旅聞先生の伝えたかったことは、SDGsとは、何をするか何ができるか、ではありませんでした。
人類みんなで力を合わせて、全てをひっくり返す気持ちで改革する。その覚悟をすること!ってことでした。
それは、国連のホームページに掲載されている、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」(150を超える加盟国首脳の参加のもと採択された成果文書)にも示されています。
SDGsに取り組むことは、チャレンジとか変化とかそんなレベルではないんだ、地球の抜本改革に取り組むことなのだと言う想いが伝わってきます。
その視点にたち、改めて何をやるか。
何ができるかではなく、やるか!
家をつくるという職業を選んだ私たち、この地域で暮らすことを決めた私たちが、未来のためにできること、果たせる責任は何だろう。
今、早川建設では、毎日あたり前のようにこのことについて話し合っています。
一戸の住宅の建築にあたっては、山のような選択肢があります。
その選択のひとつひとつは、必ず何らかの形でSDGsに繋がっています。
遠いようで決して遠くない100年後の未来。
恐らく私はもう生きていませんが、私の子どもや孫、世界の子どもたちが安心して暮らせる世界を残すために。
社内でSDGsのカードゲームをしました♪
楽しくゲームをしながらSDGsのひとつひとつの項目について学べるすごいゲームなんです!
興味のある方はぜひ、一緒にやりましょう♪ はやけんスタッフがお待ちしています♪