2021年8月2日
コラム
「注文住宅の住宅性能表示制度についてくわしく知りたい」
「住宅性能表示制度のメリットとデメリットは何があるの」
館山市にお住まいの方で、このようにお思いの方はいませんか。そんな方に向けて今回は、住宅性能表示制度とそのメリットとデメリットについてくわしくご紹介します。
住宅性能表示制度は、住宅の性能を法律に基づいた一律の基準で表示・評価する目的でつくられた制度です。この制度によって、さまざまな工法でつくられる建物を同じ基準を用いて、誰でも簡単に比較できるようになりました。
この制度に基づいて算出された住宅の評価を示したものを住宅性能評価書といいます。これは、10分野32項目に1点から3点の評価を与えていくものです。住宅性能評価書には、設計住宅性能評価書と建設住宅性能評価書の2種類があります。設計住宅性能評価書は、設計段階にチェックされ発行されるものです。建設住宅性能評価書は、建設工事・完成段階に発行されるものです。
メリットは、住宅性能を簡単に比較できること、「住宅ローン」や「地震保険」を利用する際に有利であることが挙げられます。加えて、住宅性能評価書を取得していることによって、将来住宅を売却する場合、高い資産評価が得られます。
住宅性能評価書が交付されていることで、他にも多くのメリットがあります。
例えば、売主と買主との間で住宅に関するトラブルが発生した場合です。このとき、住宅専門の紛争機関がトラブルの解決に向けて動いてくれます。申請料を支払うことで、弁護士の調停や仲裁も受けられます。
デメリットは、等級を上げることが建築費用の高額化につながることです。住宅性能表示制度を受けるときの費用の相場は、10万円から20万円です。
しかし、すべての等級を高めることが、快適な住宅づくりに直結するわけではありません。そのため、快適な生活を送る上で必要な等級を判断する必要があります。
加えて、住宅性能評価書を取得しておくことで、住宅における不具合が発生しないとは限りません。なぜなら、評価対象の箇所は調査が行われますが、その他の箇所は保証されないからです。家族のライフスタイルや要望に合わせて、適切な住宅づくりを進めましょう。
今回は、住宅性能表示制度とそのメリットとデメリットについてくわしくご紹介しました。本記事が、注文住宅の購入を検討されている方の参考になれば幸いです。注文住宅に関してお困りの方は、お気軽に当社にご相談ください。
住宅性能表示制度については、こちらのホームページに詳しくまとめられています。併せてご覧ください。
これから家を建てる方必見!家づくりをする上で知っておきたいことを分かりやすく学べるセミナーを開催いたします。この機会にぜひご参加ください。