2022年11月1日
コラム
みなさんはウォークインクローゼットについてどのくらいご存じでしょうか?
今回は、ウォークインクローゼットとクローゼットとの違いや、
ウォークインクローゼットのメリットとデメリットをお伝えします。
ご自身にとってウォークインクローゼットが必要かどうか、
ぜひ検討しながら読み進めてみてくださいね。
端的に述べると、ウォークインクローゼットは一般的なクローゼットよりも大きく、
収納力が高い点で異なります。
ウォークインクローゼットの大きさは、人が入れるほどです。
ハンガーパイプや収納棚が既に設置されており、
衣類以外の大きなものも収納できるような内部構造になっています。
1畳半から2畳半程度のサイズから、
家族全員分の荷物や家電製品等を収納する場合は、3畳から4畳のものもあります。
間取りの設計図には「WIC」と表記されます。
一方で、一般的なクローゼットは、基本的に衣類のみを収納するものとして存在しています。
50cmから60cmほどの奥行きで、「CL」と表記されます。
ここからは、ウォークインクローゼットの具体的なメリットをご紹介します。
1つ目は、ウォークインクローゼットの中で着替えが可能であることです。
ウォークインクローゼットは前述にもある通り、その大きさが特徴的です。
したがって、その場で衣類を取り出して着替えられる空間へと早変わりします。
仮に他の人がいたとしても、扉を閉めることでプライベートな空間も作り出せるため、
より気軽に着替えができます。
2つ目は、他の部屋がよりスッキリとすることです。
ウォークインクローゼットがあることで、
寝室などの他の部屋に余分な衣類タンスや収納ボックス等を設ける必要がなくなります。
また、地震の際、家具の転倒リスクを減らすことにも繋がります。
3つ目は、衣類の整理整頓が楽になり、衣替えの必要がなくなることです。
一般的に、衣類タンスのような収納ボックスに収納する際は季節によって、
中身を変えていかなければなりません。一方で、ウォークインクローゼットを利用すると、
その大きさから整理整頓も容易で、あらかじめ季節ごとの衣類の収納場所を決定しておくことで、
その後にわざわざ変える必要もなくなります。
4つ目は、衣類以外も収納できることです。
衣類タンスとは異なり、ウォークインクローゼットには暖房器具や布団乾燥機、
扇風機などの家電類や、裁縫道具、スチームアイロンなどの道具も片付けることが可能です。
また、その大きさゆえに、取り出しやすさも感じられます。
では、ここからはウォークインクローゼットのデメリットをご紹介していきます。
1つ目は、通路がデッドスペースになりがちなことです。
前述したように、ウォークインクローゼットの良さは収納だけに留まりません。
人が通るためのスペースを確保するため、その部分をデッドスペースに感じやすくなっています。
生活動線をしっかりと考慮して、ウォークインクローゼットの配置を決めるようにしましょう。
2つ目は、湿気が溜まりやすいことです。
ウォークインクローゼットは、間取りの都合から部屋の隅に設けられることが多いため、
風通しなどの湿気対策に関して、完成してから不満を抱かれる方も少なくありません。
高気密・高断熱な住宅の性能に加え、
温度や湿度を快適な状態に保つエコエアなどの換気システムによって、
結露やカビの発生を抑える家づくりをするのがおすすめです。
今回は、ウォークインクローゼットとクローゼットとの違いから、
ウォークインクローゼットのメリットとデメリットをお伝えしました。
この記事を参考に、ウォークインクローゼットの導入を考えてみてくださいね。