2023年5月16日
コラム
家族の人数が増えると必然的に衣類やものが増えるので、
その量に見合った収納量が必要になります。
しかし従来の収納やクローゼットのみでは収納スペースが足らず、
ものが溢れてしまうこともあるでしょう。
せっかくの家づくり、家中にものが溢れてしまっては落ち着きませんよね。
そこでおすすめしたいのが、ウォークインクローゼットの導入です。
広い収納スペースに加えて、着替えや身支度も可能なのが特徴で、
他にも日常生活を豊かにする多くの魅力があります。
今回は、家族でウォークインクローゼットを利用する際のポイントをご紹介します。
ウォークインクローゼットの大きな特徴として、
中に人が入れるほどのスペースがあることが挙げられます。
これにより中で着替えたり身支度をしたりできるので、
出勤前やお出かけ前には重宝するでしょう。
また、一般的なクローゼットよりも収納スペースが広い傾向にあるので、
より多くのものを収納できます。
とは言っても、普通のクローゼットでも十分だと感じている方もいらっしゃると思います。
ここからウォークインクローゼットを導入するのがおすすめのケースを
挙げて行きますので、ぜひ参考にしてみてください。
・服や小物をたくさん所有している人
・子どもの遊び道具やおもちゃなどが多い家庭
・服選びと着替えを1箇所で済ませたい方
・趣味で使うゴルフバッグやスーツケースなどが多い方
ウォークインクローゼットは、服や小物が多い方はもちろんですが、
子ども用の道具が多いご家庭や旅行や趣味で用いる荷物がある方でもおすすめできます。
これらは置き場所に困ることが多く、他の収納スペースに収まらない、
あるいは置き場所自体が無いことがあるので、これを防ぐためにも導入しておくことをおすすめします。
家族でウォークインクローゼットを利用する上で、2種類の設置の仕方があります。
どちらも生活動線を良くするものなのでぜひ参考にしてみてくださいね。
ウォークインタイプのクローゼットは、個室のような形式で使用するタイプのものです。
通り抜けられるわけではなく、あくまでもものを収納することを重視したタイプです。
もちろん身支度や着替えをする際にも使用することが可能です。
ウォークスルータイプに比べて、収納量を増やしやすいことが最大のメリットと言えるでしょう。
写真:新築施工事例より「暮らしやすさ抜群の二世帯住宅!ご両親との暮らしを考え抜いた平屋」
ウォークスルータイプの特徴は、なんと言っても通り抜けできることで生活動線が良くなることです。
例えば玄関の横にウォークインクローゼットを設置することで、
帰宅時にそのまま着替えられます。
洗面所を隣接させておけば、手洗いやうがいも同時にできるので
帰宅時にやることが一気に片付きますよね。
ただし、着替えるスペースを確保しなければならないことに注意しましょう。
通り抜けられるタイプであるため、着替えている際に
他の家族が入り込んでしまってはプライバシーが守られません。
着替える際に仕切りを設けたり、外から見てわかるようにしておくことをおすすめします。
ウォークスルータイプのメリットをまとめると、通り抜けられることによって
日々の生活がスムーズになる、つまり生活動線が良くなることだと言えます。
便利だからといって、何も考えずにウォークインクローゼットを設置してしまうと、
かえって不便なものになってしまう可能性があります。
収納物を明確にしたり、動線を意識したり、将来のことも
加味したりして設置することが重要です。
以下で詳しく見ていきましょう。
1. 何をどこに収納するのかを明確に!
そもそもウォークインクローゼットをどんな用途で用いるのかをはっきりさせておかないと、
収納するものがバラバラになり快適性がダウンしてしまいます。
先に収納しておきたいものを決めておき、きちんと余裕を持って収納できるかを確認しておきましょう。
逆に広く作りすぎて、スペースを持て余すことがないように注意することも大切です。
2. 動線を意識した位置へ!
前章でも述べたように、ウォークインクローゼットは
生活動線上にあると効率良く使用できます。
しかし、生活動線を意識せずに設置してしまうと、
かえって普段の生活や家事が不便になってしまいます。
どんな生活や家事を行うのかをイメージし、適切な位置へ配置しましょう。
3. 家族での使用ルールを定める
例えば、家族それぞれの収納スペースを分ける、収納物を限定するなどのルールを定め、
家族全員で共有しておくことをおすすめします。
家族全員が快適に使用できるように配慮しましょう。
家族で使用するのに適しているウォークインクローゼットは、
日々の生活や家事を快適にする役割を持っています。
導入する際は、収納物の量や場所を明確にすることで、
家族全員が使いやすいウォークインクローゼットが実現できるでしょう。