2023年7月9日
コラム
毎日の疲れを洗い流す場であるお風呂。
注文住宅をお考えの方でお風呂に
こだわりたい方は多いのではないでしょうか。
これから毎日使うお風呂で後悔はしたくないですよね。
そこで今回は、お風呂作りで後悔しやすいポイントと、
選ぶ時のポイントを紹介します。
お風呂の間取りで後悔する方は多く、
後から間取りを変更することは難しくなっています。
ここでは、後悔する方が多いポイントを
3つ紹介しますので、注意してみてくださいね。
1.お風呂の広さで失敗
お風呂の広さは、浴槽と洗い場の広さによって
決まりますが、狭くて窮屈で後悔するパターンも、
広くて掃除が大変で後悔するパターンもあります。
一般的な住宅のお風呂の広さは4種類ほどあります。
0.75坪タイプは浴槽も洗い場もコンパクトで、
1坪タイプは少人数には適切なサイズです。
また、1.25坪タイプは1坪タイプよりも洗い場が広く、
1.5坪タイプは浴槽も洗い場もゆとりがあります。
特に人気のサイズは1坪タイプと
1.5坪タイプのものであり、この2種類の違いは
洗い場の広さだけです。
家族構成やペットの有無などを考えて、
ご家庭に合ったタイプを選びましょう。
2.浴槽の向きで失敗
浴槽や洗い場が同じサイズであっても
浴槽の向きで後悔することがあります。
基本的に、シャワーは浴槽と洗い場の間に
設置されますが、シャワーに向かって左が浴槽、
右が洗い場のタイプと、右が浴槽、
左が洗い場のタイプがあります。
一般的には、洗面器でお湯を汲んだり、
シャワーが持ちやすかったりするため、
利き手の方向に浴槽があると良いでしょう。
3.お風呂の位置で失敗
お風呂の間取りを考える際には、
お風呂内だけで考えてはいけません。
・玄関から脱衣所が見える
・外の通りからお風呂や脱衣所内の人影が見える
・玄関からお風呂が遠い
・2階のお風呂は不便
このような意見があるため、家の中の動線以外に、
外からの動線や視線も踏まえて決めましょう。
次に、お風呂の設備で後悔するポイントを2つ紹介します。
1.窓はいらない
後悔するポイントの1つとして、
窓をつけるかつけないかという問題があります。
窓をつけた場合、明るい雰囲気になる、
窓を開けて換気できるというメリットがあります。
窓をつけない場合のメリットとしては、
掃除箇所の削減、防犯上の安心、
冷気が入ってこないことが挙げられます。
実際に、窓をつけないメリットは多く、
窓をつけない方も増えています。
また、高気密・高断熱住宅であれば、
エコエアなどの計画換気システムが
導入されているため、換気が不十分なことによる
カビの心配は不要です。
もし窓をつける場合、気密性・断熱性の高い
窓をつけることをおすすめします。
2.掃除が大変
お風呂は特に掃除が必要な場所であり、
水垢やぬめり、カビが発生しやすくなっています。
汚れの目立ちが心配の方は、掃除しやすいお風呂にしましょう。
掃除しやすいお風呂にするにはお風呂の色やカウンター、
シェルフなどにも注意すると良いでしょう。
黒っぽい色は汚れが目立ちやすく、
水道水のミネラルや石鹸のカスによって白くなっていきます。
そのため、掃除が大変な方は、白を基調としたお風呂にするのがおすすめです。
また、カウンターやシェルフは水が溜まりやすく、
掃除しにくいことが多いため、サイドバーを有効活用してみましょう。
先ほどはお風呂で後悔の多いポイントを紹介しましたが、
ここではお風呂を選ぶ際に押さえておきたい2つのポイントを解説します。
1.浴槽の色
浴槽の色としては、ホワイト系とブラック系が人気の色ですが、
それぞれメリット・デメリットを理解することが大切です。
ホワイト系は、膨張色であるため開放感を与えてくれたり、
清潔感を演出してくれたりしますが、髪の毛や黒カビなどの
汚れが目立つことには注意が必要です。
ブラック系は、高級感がありおしゃれな印象を与えてくれますが、
水垢が目立ちやすくなります。
このように色ごとの特徴を理解した上で、
掃除のしやすさや居心地の良さなど、
自分がお風呂に求めるものに合わせて浴槽の色を選ぶと良いでしょう。
2.浴槽の種類
浴槽を決める際は、主に3つの材質と3つのタイプから選びます。
まず、FRP製浴槽です。
FRPとは、ガラス繊維強化プラスチックのことで、
最も一般的な材質です。
保湿性や耐久性、防水性に優れており、
手入れが簡単なことがメリットに挙げられます。
次に、ホーロー製浴槽です。
ホーローとは、アルミニウムや
鉄にガラスのコーティングを施した材質です。
肌触りや色合いが良く、傷が付きにくいといったメリットがあります。
最後に、ステンレス製浴槽です。
ステンレスは鉄とクロムを混ぜた材質であり、
高い耐久性・保温性や傷が付きにくいことが特徴です。
お風呂のタイプは以下の3種類があります。
・和式(足を折り曲げて入る、狭くて深いタイプ)
・洋式(寝そべって入る、広くて浅いタイプ)
・和洋折衷式(双方の中間タイプ)
和洋折衷式は使い勝手が良いですが、
被介護者の方がいる場合、手すり付きの洋式をおすすめします。
また、段差があるベンチタイプと段差のないフラットタイプもあります。
お子様がいるかどうかなどの家族構成、
ライフプランにあわせて選ぶと良いでしょう。
注文住宅でお風呂を作る際には、間取りや
設備に関して入念に考えないと、後悔がでてきてしまいます。
また、浴槽の色、材質、タイプにもこだわることで、
毎日の入浴をより良いものにしたいですね。
当社は、注文住宅のお風呂はもちろん、
リフォームの実績もあります。
お風呂に関してのお悩みがある方や、
館山市、南房総市、鴨川市周辺で依頼がある方はお気軽にご相談ください。