2023年4月15日

コラム

対面キッチンの腰壁の高さはどのくらい?検討の仕方を解説します!

ブログメイン画像

今、新たなお住まいについてお考えの方は、間取りや設置する家具などの

様々な事柄に思考をめぐらせている最中だと思います。
そんな中で、キッチンを対面キッチンにしたいとお考えの方は、

「対面キッチンの腰壁」をご存じでしょうか。
本記事では、対面キッチンの腰壁について高さと検討の仕方までご紹介致します。

MonoHousing早川建設では、千葉県南房総市・館山市・鴨川市・鋸南町で、新築住宅とリフォームを手がける地域密着の工務店です。公式LINEにてイベント情報の発信や住まいづくりのお役立ち情報を発信していますのでぜひチェックしてみてください!

回廊型になっているキッチンをグルっと回ると、カフェ風のおしゃれなダイニングカウンターがあります。『大人の二人暮らしならダイニングテーブルがなくてもいいじゃない?』の発想からこのスタイルになりました。

□対面キッチンの腰壁ってどこ?

床から人の腰くらいの高さまである壁のことを腰壁と呼び、キッチンの腰壁とは、

キッチンとリビング・ダイニングの間に取り付ける造作壁のことを指します。

キッチンにこの腰壁が設置される目的は、下記のように様々あります。

・単に空間どうしを仕切るため
・水や油はねの防止のため
・調理作業中の手元を隠すため
・リビング・ダイニング側にカウンターや収納スペースを設けて家事や収納効率を上げるため
・素材にこだわり、デザイン性を高めることでおしゃれな空間を演出するため

 

MonoHousing早川建設では、地域密着で高気密・高断熱、耐震等級3の、未来基準の高性能な家づくりで健康・快適・省エネな暮らしを提供しております。モデルハウス見学会完成見学会家づくり相談会を常時開催中です。

 

□対面キッチンの腰壁の高さは何cmくらいが良い?

キッチンの腰壁の高さは、キッチンの高さから20センチメートル±5センチメートルがおすすめです。
この高さは程よく「開放感の演出」と「生活感を隠すこと」を実現させ、

使い勝手の良いキッチンにしてくれます。

その上で、15センチメートル、20センチメートル、25センチメートルに分けて、

おすすめできる人についてと、腰壁が高いことと低いことのデメリットをそれぞれ紹介致します。

 

回廊タイプのキッチンは使いやすさ抜群。玄関、キッチン、洗面脱衣室、浴室を一直線につなぐ動線で、買い物帰りの片づけや、毎日の家事もスムーズにおこなえます。

 

*高さ別:おすすめできる人

15センチメートルがおすすめな人は下記の通りです。

・腰壁の上にカウンターを設置し、完成した料理の受け渡しができるようにしたい人

カウンターは低めの方がお皿を置きやすく、リビング・ダイニング側からも取りやすいです。

 

・身長が低いと感じている人

身長が150センチメートル前後の方にとっては、腰壁がなるべく低い方が

リビング・ダイニングを見渡しやすいです。

 

基本的な高さである20センチメートルには特にこだわりがない人に向いています。

 

25センチメートルがおすすめな人は下記の通りです。

・手元をしっかりと隠したい人

リビング・ダイニング側から近寄った位置からも手元が見えにくい高さです。
そのため、あまり生活感を醸し出したくない方にとってはスッキリした空間を演出できるためおすすめです。

 

・腰壁にコンセントやニッチをつけたい人

コンセントやニッチを設置することで、キッチンの実用性を高められます。

 

対面キッチンの前面に設けた腰壁は手元を隠してくれる優れもの。壁の厚みを利用して、調味料などが置けるニッチを作りました。

写真:新築施工事例より「ナチュラルさと住み心地がコラボした平屋」

 

*腰壁が高いことのデメリット

1:キッチンに圧迫感が出てしまう
壁が高いと対面キッチンの良さである開放感を妨げてしまう恐れがあります。

 

2:キッチンからダイニングの様子が見れなくなってしまう
ダイニングの様子を見守りながら作業できるという良さを損ねてしまう恐れがあります。

 

3:腰壁の上のカウンターが使いにくい
腰壁が高いことで、カウンターに料理を置く際、料理を取って配膳する際に

お皿を傾けてしまう恐れがあり、不便さを感じる可能性があります。

例えば、キッチンのワークトップの奥行きが60~65cmで、腰壁が30cmあったとしましょう。
料理を置くことはできますが、汁物のような少しの傾きでこぼれてしまう料理の場合は、

水平に保って料理を置くことが困難です。
その不安からカウンターをあまり利用しなくなってしまっては非常にもったいないと言えるでしょう。

 

*腰壁が低いことのデメリット

1:手元が見えやすくなってしまう
仮に10センチメートル以下の腰壁にすると必ず手元が見えます。

 

2:水や油はねがある
腰壁が低すぎると、壁として機能しなくなるため水や油はねを防止できません。
そのため、リビング・ダイニングにいる家族へ油がはねてしまう危険性があるため、

安全性の面でも低すぎはあまり良くないです。

 

3:コンセントやニッチをつけられない
腰壁が低すぎるとコンセントやニッチをつけられず、機能的な利用は困難です。
仮に、ニッチが作れた場合でも、物を収納できるほどの高さが取れず、無駄な空間を作ってしまうでしょう。

 

上記のように腰壁は高すぎても低すぎてもデメリットが大きくなるばかりです。
そのため、やはり15センチメートルから25センチメートルの高さの範囲内が

丁度良くメリットを実感できる高さと言えるでしょう。

□目的によって腰壁の高さを変えよう

結局のところ、自分自身が「どのような目的を持って対面キッチンを設置するのか」

という目的を明らかにして、その目的に最も適している腰壁の高さを採用することが大切です。
この腰壁の高さは一度設置してしまった場合なかなか変更できません。
だからこそ、実際に設置してしまう前に想像力を膨らませ、よく検討することをおすすめします。

 

 

□まとめ

床から人の腰くらいの高さまである壁のことを腰壁と呼び、キッチンの腰壁とは、

キッチンとリビング・ダイニングの間に取り付ける造作壁のことを指します。

キッチンの腰壁の高さは20センチメートル±5センチメートルがおすすめです。
この高さは程よく「開放感の演出」と「生活感を隠すこと」を実現させ、

使い勝手の良いキッチンにしてくれます。

そして、それらの高さを決定するにあたって目的を意識することが大切です。
本記事を参考にしてご自身にあった腰壁の高さを考えてみてくださいね。