2023年4月1日
コラム
キッチンの油はねは、料理をする際に避けられない問題です。
油が飛び散ってしまうことで、キッチンが汚れ、掃除が大変になることもあります。
油はねが頻繁に発生すると、キッチンの衛生状態が悪化し、料理をする気が失せてしまうこともあるでしょう。
この記事では、キッチンの油はねの原因とその対策について、詳しく解説します。
読者が実践しやすい方法を中心に紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
油はねの原因は、主に調理中の高温の油や水分が関係しています。
例えば、フライパンに食材を入れたとき、油がはねることが多いです。
食材の水分が油と反応することでも飛び散りますが、特に水分が多い食材を使用する際には注意が必要です。
また、油の温度が高すぎると、油はねがひどくなることがあります。
正しい調理法を理解することが、油はね対策の第一歩です。
大抵、調理の際に発生する油はねは前面だけでなく、床にも飛び散ります。
目安として、油が飛び散る範囲はおよそ100センチメートルを考慮しておくと良いでしょう。
実際、壁から独立している対面キッチンでは油を多く使う揚げ物や炒め物などを調理する際に、調理台はもちろんのこと、調理台を超えて反対側のリビングにまで油が飛び散ってしまうことを気にかける人もいます。
この問題に対しては、十分に素材の水気を切ってから揚げたり、必要最低限の油のみ使用したりと、調理方法を工夫することで油はねを抑える方法と、油はねガードを設置するという方法があります。
ここからは油はねガードについて説明いたします。自分自身はどのように油はね対策をするのが良いか、想像しながらご覧になってみてくださいね。
油はねガードには主に「ウォールタイプ」「固定式スタンドタイプ」
「可動式スタンドタイプ」の3種類あるため、それぞれについて下記で紹介致します。
種類1:ウォールタイプ
ウォールタイプは、レンジフードとコンロの間を隙間なく埋めることで、簡易的な壁として油はねを防いでくれる油はねガードです。
従って、上から下まで油が飛んでいくスペースがなくなるため油を多く使う料理を頻繁に作る方にはおすすめなタイプでしょう。
一方で、考えられる懸念点としては、開放的な対面キッチンでありながらも油はねガードのあるところだけ壁ができてしまうため、その部分だけ閉塞感を感じさせてしまう可能性があることです。
しかし、その壁も透明度が高いものがあるため、そこまで閉塞感を感じることはないでしょう。
写真:新築施工事例より「Home Base~家族の基地~|建築家とつくる注文住宅」
種類2:固定式スタンドタイプ
固定式スタンドタイプは、ワークトップに固定して簡易的な仕切りを作り出すことで油はねを防いでくれる油はねガードです。
こちらは、ウォールタイプとは異なり、仕切りが下部に限るため、上部には仕切りなく開放感を感じられる仕様になっています。
一方で、考えられる懸念点としては上部に仕切りがない分、ウォールタイプよりは油はねを防げません。
そのため、あまりに油はねが盛んな料理を作る際は仕切りの範囲外へ油が飛び跳ねる可能性が高くなるため注意しましょう。
しかし、それほど頻繁に油を多く使う料理をしないのであれば、対面キッチンの良さを可能な限り活かしたまま最低限の油の飛び散りを防げるため固定式スタンドタイプをおすすめできます。
種類3:可動式スタンドタイプ
可動式スタンドタイプは直接対面キッチンに取り付ける必要のない据え置き型の油はねガードです。
ガラス素材のメーカーや日用品を取り扱う店舗やネットショップなどで販売されており、対面キッチンに固定されていないため油はねだけでなく水はね防止のためにシンク側に移動させることも可能になります。
また、多くのキッチンメーカーの場合は油はねガードを後付けできないため、既に対面キッチンが自宅にあるが油はねガードを取り付けたい場合はこの可動式スタンドタイプであれば自由に設置できます。
ここまで油はねガードについて見てきましたが、油はねガードがない場合についても触れておきましょう。
大きく3つ紹介しますので、ぜひ下記の内容も踏まえて検討してみてください。
油はねガードがあるとその分の手入れも必要になってきますが、油はねガードを設置しなければ、もちろんその分の手入れは不要になります。
特に、可動式スタンドタイプの油はねガードはやや注意をして掃除しないと破損させてしまう可能性もあるので、こうした心配もなくなります。
ウォールタイプの場合は天井まで油はねガードがあるため、高いところの掃除が大変ですが、油はねガードがなければその分の苦労はありません。
油はねガードがない分キッチンからの視野が広くなり、開放感を感じやすくなります。
また、油はねガードが設置されているよりもキッチン含むリビング全体に
お洒落さを感じるという人もいるのではないでしょうか。
せっかくの対面キッチンなのに、油はねガードでその美しさを少しでも損ねてしまうと感じているのであれば、油はねガードがない方が日々に充実感が生まれる可能性もあります。
対面キッチンにおいて、油はねは前面だけでなく、床にも飛び散ります。
目安として、およそ100センチメートルまで油が飛び散る可能性を考慮しましょう。
その対策として油が可能な限り飛び散らないように調理を工夫する方法と、油はねガードを設置する方法があります。
油はねガードは「ウォールタイプ」「固定式スタンドタイプ」
「可動式スタンドタイプ」の3種類をご紹介しました。
油はねガードがない場合についてもご紹介しました。
油はねガードがある場合、ない場合を比較して、自分自身に合った方法を検討すると良いでしょう。
お手入れの手間を省き、いつも綺麗なキッチンを保つために、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。