2023年2月15日
コラム
密室状態になりがちなウォークインクローゼットは、
一般的に湿気が非常に溜まりやすい場所です。
衣類の保管場所であるクローゼットでカビが発生すると、
大切な洋服が傷んでしまうことも。
そこで本記事では、ウォークインクローゼットの湿気対策をご紹介します。
衣類の細かな繊維には、湿気や水分を吸収する吸湿性があります。
衣類に水をこぼした時、弾かずに衣類に吸い込まれていくのはこの性質のためです。
クローゼット内は衣類の量が多いので、自然と湿気を衣類の中に
溜め込みやすくなってしまいます。
ウォークインクローゼットには窓を設けないという方も多く、
必然的に日当たりの優先順位が低くなります。
そのため、北側の間取りになることが多いのですが、
北側の部屋は外壁にも日差しが届かず部屋全体の温度が下がり、
他の部屋との温度差で結露が発生しやすくなります。
結露は蒸発しても逃げ場がなく、
衣類に吸収されてウォークインクローゼットに留まるのです。
換気扇や窓がないウォークインクローゼットは、
室内に溜まった湿気を逃がす手段が限られてしまいます。
面積も狭いので対策せずに放置していると、湿気が蓄積しカビになるのです。
衣類を傷める原因になるので、必ず定期的に湿気を逃がさなければなりません。
ウォークインクローゼットに湿気がたまりやすい主な原因として、
結露が発生しやすいこと、十分な換気ができないことを解説しました。
それでは、この悩ましい状況を家づくりで根本的に解決する方法はあるのでしょうか?
その方法のひとつとして、高気密高断熱の家づくりがあります。
高気密・高断熱の居住環境は、
カビやダニの繁殖につながる嫌な結露を抑えてくれる特徴があります。
加えて、24時間の計画換気システムを使えば、快適な室温はそのままに、
カビや結露の原因となる空気のよどみを解消することができます。
家全体でこの快適な環境が保たれることも特徴の一つですので、
ウォークインクローゼットを中心とした収納作りたいという方にはおすすめです。
わざわざクローゼットの扉や窓を開け閉めしたり、
除湿剤や防虫剤をこまめに交換するわずらわしさから解放されたいという方も、
ぜひ検討してみてくださいね。
クローゼットに服を詰め込むと、
服の間を空気が通り抜けられなくなってしまい空気が停滞します。
吸湿量も多くなるので、服と服の間に少し隙間があるくらいの量を目指しましょう。
また、生乾きのままの服をクローゼットに置いておくと、
湿度が高くなるだけでなく服にカビが発生します。
衣類が完全に乾ききってからクローゼットに収納してください。
今回は、ウォークインクローゼットの湿気対策をご紹介しました。
私たちの家づくりは高気密・高断熱が標準となっております。
館山市、南房総市、鴨川市周辺でウォークインクローゼットの
ある暮らしが気になる方は、お気軽に当社までご相談ください。