2023年1月20日
コラム
衣類や小物などをまとめて収納できるウォークインクローゼットは便利です。
また、室内がいつでも片づいていてスッキリ見せたいという方におすすめです。
ですが、実際に導入するとなると大きさや通路幅などの
具体的なイメージがあまりわかない方も多いと思います。
導入してから「意外に狭くて使いづらい」という事態に陥らないようにしたいですよね。
そこで今回は特に通路幅の観点から、ウォークインクローゼットの
詳細を決めるための参考になる情報をご紹介します。
MonoHousing早川建設では、千葉県南房総市・館山市・鴨川市・鋸南町で、新築住宅とリフォームを手がける地域密着の工務店です。公式LINEにてイベント情報の発信や住まいづくりのお役立ち情報を発信していますのでぜひチェックしてみてください!
一般的な戸建て住宅においては、
一間幅(柱芯寸法182センチメートル)で約3畳のウォークインクローゼットが好まれます。
ハンガーパイプの位置を両側に洋服を吊り下げられるように並べると、
ハンガーに服をかける時の奥行きが60センチメートルになり、
左右に60センチメートルずつ取られるイメージです。
そのため、残った中央の通路はたったの49センチメートルになります。
この場合、通ることは可能ですが、
着替えや低姿勢での出し入れが困難になるほどの狭さになってしまうでしょう。
このように通路の幅が狭いと中に踏み入れることに対してマイナスなイメージを抱いてしまい、
ウォークインクローゼット自体が利便性に欠けていると感じてしまいます。
両側をハンガーパイプにするのではなく、片側だけをハンガーパイプにする方法です。
この場合は、もう一方を奥行き30センチメートルの棚にすることで、
小物や書類の収納場所として活用してもよいでしょう。
一般的な戸建て住宅において、ウォークインクローゼットは
91センチメートルのグリッドに合わせて設計されることがほとんどです。
挙げた事例の一間幅も91センチメートルの2倍で182センチメートルでした。
こうした寸法は建物を効率的に利用するために大切な指標です。
しかし、ウォークインクローゼットの使いやすさを重きにおいた場合は、
あえてグリッドに関わらず30センチメートルほど広くするとよいでしょう。
これにより、両側がハンガーパイプであったとしても通路をしっかりと確保できます。
多くの衣服や小物をハンガーパイプに吊るす場合は、
より広いスペースがあると使いやすさを感じるでしょう。
MonoHousing早川建設では、地域密着で高気密・高断熱、耐震等級3の、未来基準の高性能な家づくりで健康・快適・省エネな暮らしを提供しております。モデルハウス見学会や完成見学会、家づくり相談会を常時開催中です。
前述のように、中に入って衣服や小物を出し入れするウォークインクローゼットですが、
どんな用途にするかでおすすめな通路幅が変わってきます。
最小60センチメートル程度でも問題ありません。
少しゆとりが欲しい方は70センチメートルでも十分でしょう。
100センチメートルから120センチメートル程度の通路幅が必要でしょう。
収納棚の奥行きが40センチメートルとすると、合計で140センチメートルから
160センチメートルの幅のウォークインクローゼットになります。
90センチメートルから100センチメートル程度の通路幅が良いでしょう。
引き出しを引いた際にしゃがんで中身を確認できる分の広さが必要です。
150センチメートル程度の通路幅がおすすめです。
着替えやすれ違いのことを考慮すると、この程度がストレスを感じにくいでしょう。
実際に1階と2階それぞれにウォークインクローゼットを導入した方の事例を見てみましょう。
1階は2畳分で、180センチメートルの幅のウォークインクローゼットです。
収納する衣服の幅は50センチメートルから60センチメートルほどで、
壁の厚みは木造構造のため15センチメートルほどです。
つまり、「180-60-15=105」で通路幅が105センチメートルになります。
この場合は、「非常に余裕がある」という使用感です。
2階は寝室に設置されたウォークインクローゼットで、幅は135センチメートルです。
1階と同じ衣服の幅と壁の厚みを考慮すると、通路幅は60センチメートルになります。
1階とは用途が異なり、こちらは衣服を選ぶためだけに利用できれば良いため、
この大きさに設計しています。
このように実際の導入事例を見てみても、用途に合わせた通路幅を検討しています。
ウォークインクローゼットを導入する場合は、
実際の使用シーンを思い浮かべながら設計しましょう。
ウォークインクローゼットは通路幅が適切でないと使いづらさに繋がってしまうことがあります。
今回取り上げた事例のように、同じ家の中でも場所や用途によって異なるタイプの
ウォークインクローゼットを導入してみてくださいね。
当社ではこうした家づくりに関するお悩みの解決を得意としております。
何か困りごとがございましたらぜひお問い合わせください。