2022年8月25日
コラム
日本は世界でも地震が多い国として有名ですよね。
そんな日本に住む以上、この地震の多さと向き合っていく必要があります。
そのため、日本の注文住宅は耐震性が高く、その中でも耐震等級というもので分類されています。
今回は耐震等級の中でも最上位である耐震等級3についてご紹介します。
そもそも、耐震等級というものは、その建物の耐震性を表す指標のことです。
耐震等級は法律によって定められているもので、1から3まで等級が存在します。
まずは、それぞれの等級の内容について簡単に説明します。
一言で言うと、最低限の耐震性能です。
大地震が起こった際に、すぐには建物が崩壊することは無く、
中に居た人が避難している間は構造を保てる強度です。
震度だと6強〜7に耐えるレベルです。
こちらは耐震等級1よりも1.25倍強いものです。
しかし、熊本地震や東日本大震災のような大地震が複数回
起こった場合は倒壊の危険性がありますが、かなりの強度を誇ります。
こちらは耐震等級1よりも1.5倍強い耐震性能です。
震度6強~7の地震に耐える耐震等級1よりも1.5倍ということは
かなりの性能を持ち、安全面ではトップクラスでしょう。
さて、そんな耐震等級ですが、できれば一番強度がある
耐震等級3を選びたいという方もいらっしゃると思います。
その場合は、注文住宅建築の際に、等級3にして欲しい旨を建築会社に伝えておく必要があります。
追加費用がかかる場合もありますが、性能面では非常に安心できるのでおすすめです。
なお、MonoHousing早川建設では標準仕様で全棟耐震等級3認定を取得しています。
耐震等級3の家づくりをお考えの方は、ぜひ当社にご相談ください。
耐震性能が3つに分類されているということですが、
耐震性能自体は何によって左右されているのでしょうか。
ここではそのポイントを3つご紹介します。
1つ目は、建物の重さです。
建物が軽い方が、地震の揺れに対する振幅が小さくなるので耐震性能が高くなります。
特に木造住宅は軽いので耐震性能を強化しやすくなっています。
2つ目は、耐力壁の数です。
間取りの中に、壁が多い建物は耐震性能が高い傾向にあります。
理由としては、揺れが壁を伝ってエネルギーを逃がしてくれるので、
壁が多いほど耐震性能が上がるのです。
その壁が耐力壁だとなおさら強度が上がります。
3つ目は、耐力壁の配置場所です。
壁や耐震金具などの配置場所によっても耐震性能が変わります。
いくら量や数が多くても、配置場所が悪いと効果が薄いので、
バランス良い配置が望ましいです。
注文住宅における耐震等級の分類と内容、そして耐震性能のポイントについてご紹介しました。
当社では、耐震性能についてもっと知りたい方のために、
地震に強い家づくりに関するイベントも開催しております。
興味のある方はぜひお越しください。