2021年3月25日
コラム
注文住宅を建てる時に窓の配置にお悩みの方は多いのではないでしょうか。大事なポイントなので、慎重に決めたいですよね。そこで今回は、窓の配置を決めるポイントを紹介します。失敗しないためにぜひ参考にしてみてください。
窓の配置を決める際に押さえておきたいポイントはいくつかありますが、今回はその中から6つご紹介します。
まず1つ目は、採光です。
日中は照明をつけなくても良いくらいの明るさがあると暮らしやすいでしょう。小さい窓しか設置できない場合は、天窓を設置するなどの工夫をすると良いですね。
家族が集まって一番長く過ごす場所だから、南に面したLDKに大きな開口部を設けていつも明るい空間に。
写真:新築施工事例「三世代が暮らす、いつも明るい大きな家」より
2つ目は、耐震性です。
窓の設置場所が悪い場合や大きすぎる窓は、住宅の強度に影響を及ぼしてしまうかもしれません。しっかりと耐震性を意識して窓を設置しましょう。
3つ目は、風通しです。
室内に湿気が溜まってしまうことを防ぐためにも、風通しの良い住宅を作りましょう。1つの部屋に対して2つの窓を設置すると空気が循環しやすくなるでしょう。
こちらでは2階の廊下部分も吹き抜けし、上部に窓を設けました。吹き抜けの空間と窓の位置を計算して設計することで、建物のつくりだけで十分な採光と採風のできる家になります。
写真:新築施工事例「三世代が暮らす、いつも明るい大きな家」より
4つ目は、防犯面です。
風通しが良くても、人目につかない場所であれば空き巣に狙われる可能性が高くなってしまいますよね。そのため、防犯面も意識して窓を設置することが大切です。どうしても人目につかない場所に設置したい場合は、シャッターや格子をつけるなどの対策をしておきましょう。
5つ目は、家具の位置です。
窓の位置で家具が置きにくいということにならないように、先に家具の配置を決めておくと良いでしょう。
6つ目は、人の目線です。
「近くの道路や隣の家から室内が丸見えになってしまう」ということにならないように窓の配置を考えましょう。
このように窓の配置で失敗しないためには、過去の事例を参考にすることが大切です。失敗例を見ておくと、住み始めてから後悔する可能性が低くなるでしょう。
また、暮らしをしっかりとイメージすることも重要です。現在お住まいの住宅でお困りの点や、良かった点をまとめておくと参考になるかもしれません。
他には、住宅メーカーと打ち合わせを綿密に行うことも必要です。要望をきちんと伝えて、理想の住宅を作りましょう。
この記事では、注文住宅における窓の配置について紹介しました。採光や風通しなどを考慮して窓の配置を決めると良いでしょう。失敗しないためには、過去の事例を参考にすることが大切ですね。お客様にとって最適な住宅をご提案しますので、ぜひ相談してみてください。
光や風だけでなく、家の中で一番熱が出入りしやすい場所が窓だということをご存じですか?窓の大きさや位置を考えるだけで、省エネでお財布と地球に優しい家づくりをすることができます。それがパッシブデザイン!窓の配置にお悩みの方は、ぜひこちらも参考にしてみてくださいね。