2017年9月12日
コラム
いきものがかり、ありましたよね。
小学校のころ、水槽のメダカに餌をあげたり、
花壇に植えてある植物に水をあげたりする、
昔は「飼育係」という名前だったでしょうか。
毎日のように動物や植物とふれあいながら
水槽の掃除をしたり花壇の草取りをしたり、
その生き物達の成長を感じられる係です。
わが社の社長は自宅に盆栽がありまして、
私が入社した頃は、社員が全員帰るまでは
会社にいるのが定番だったのですが、
「水やんねぇばおいねぇ」と盆栽優先の今。
その悟りの境地をまだわからない私ですが
自宅でずっと犬を飼っていたことがあるので
生き物へかける愛情はわかる気がします。
さて、鴨川市西条地区の新築建替え現場。
40年、お客様ご家族と共に生きてきた家を
美しく丁寧に「たいら」にする解体工事が
着々と進んでおり、いよいよ整地作業です。
建物は基礎も含めすでに「たいら」になり、
玄関先にあった「松」ともお別れです。
新築したお祝いに植栽したこの「松」
オーナーが丹精こめて手入れをしてきた
家と同様、共に生きてきたものでした。
敷地の関係もあり、今の場所に留まれるか
移植も含め最後まで検討して参りましたが
「たいら」にする決断をされました。
オーナーのご趣味として育てている植栽は
他にもいくつか敷地内に留めていますが
新しい住まいになっても共に生きていく、
「人が喜び楽しんでくれる家づくり」にも
センチメンタルな場面があるんですね。
家づくりエンターテイナー、
鴨川市建替現場担当、信川文紀でした。