2016年10月12日
コラム
鴨川市に建設中のゼロ・エネルギー・ハウス
「もの皆 憩える 和泉の家~一生満笑~」。
4週間続けてゼロ・エネルギー・ハウスの性能についてお話してきました。
今日は【給湯】について。
皆さんの生活の中で「お湯」はなくてはならないもの。
そのお湯を沸かすのにも、エネルギーは使います。
灯油、ガス、電気などを使ってお湯を沸かしますが、
このエネルギーたちはいったいどこから来るのでしょう。
原油から造られる灯油や天然ガスいわゆる化石燃料といわれるエネルギーは、
100%といっては言いすぎないくらい海外からの輸入に頼っています。
産出国から大きなタンカーで運ばれてきて、
直接、エネルギーとして使われたり、
火力発電所では化石燃料を電気に変換して使われます。
いまのところ原油価格もガス料金も大幅値上げはありませんが、
こういった化石燃料は、
いつ底をつくか?というのもわかりませんし、
海外情勢などに価格が左右されやすいので注意が必要です。
世界の動きが家計を圧迫しないとも限りません。
ゼロ・エネルギー・ハウスは給湯で使うエネルギーも計算します。
なるべく、化石燃料を使わず太陽光などの創エネルギーでまかない、
電気式給湯器もなるべく電気を使わずにお湯を沸かせる給湯器でお湯を沸かし、
沸かしたお湯はなるべく節約して使う工夫がなされています。
今や一般的に普及されているのが、
電気ヒートポンプ式CO2冷媒の給湯器、いわゆるエコキュートといわれる給湯器。
火を使うことがないので、お年を召された方のお住まいにも安心です。
断熱性能を上げての建物のゼロ・エネルギー化を図りたいが、
コストがかかりすぎてできないとお悩みの方には、
給湯器のグレードアップがおすすめ。
大きく建物のゼロ・エネルギー化に近づきます。
それだけ、給湯は今までエネルギーを使っていたとうことですね。
効率よく沸かしたお湯を無駄に使っては給湯器をグレードアップした意味がありません。
キッチンや洗面化粧台、浴室の水栓金具は「節湯式」のものを選びましょう。
節湯式というのは、すぐ止められことと少量のお湯で使い勝手が満たされる式のことです。
お湯を大事に使うことによって、何度もお湯を沸かすことなく電気代もお得になります。
水道料金だけではなく、電気代もお得になるんですね~。
詳しくはショールームツアーなどで聞いてみてくださ~い。
LIXILホームページ↓
http://www.lixil.co.jp/?_ga=1.246407684.1280371631.1401408427
お風呂のお湯は、最初に入る人と最後に入る人の時間差があると、
すぐに冷めてしまいます。今は追い炊き機能が自動でついた給湯器が一般的なので、
何回も何回も追い炊きをしてお湯を沸かしてしまいます。
沸かすたびに電気を使ってしまいます。
といっても、塾に通われているお子様がいらっしゃったり、
シフト制のお仕事だったりすると、なかなかまとめた時間にはいるのは難しいですね。
それを、解決してくれるのが「高断熱浴槽」です。
お湯を冷めにくくするために浴槽の外側に断熱材が吹き付けられています。
これも、ゼロ・エネルギー・ハウスのヒミツの一つです。
来週は 【照明】についてのお話です。
日経ホームビルダー今朝の記事
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http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldnews/15/093000940/?n_cid=nbphb_fbed
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