オーナーズクラブの皆さん、いつもありがとうございます!

MonoHousing早川建設のリフォームリノベーション担当の信川文紀です。

 

前回は【ルーツが眠る島】への一人旅をお話しました。

今回は年に一度の「私は〇〇係」と題して、地元南房総市和田町海発地区のお祭りのお話です。

 

連日の猛暑にもかかわらず、安房地域の週末はどこもかしこもお祭りで賑わっています。

コロナ禍で中止していた祭礼、昨年は復活した地域が増え、今年は多くの地区で、神輿渡御や山車屋台の引回しが執り行われていますね。

 

私の地元、南房総市和田町海発地区には「子安神社」という女性の神様を祀る神社があります。

毎年7月14日が祭典で、その日を過ぎた日曜日に神輿渡御が行われることが習わしです。

2024年は7月14日が丁度日曜日、しかも翌日海の日で連休という年回り。

例年は重なることがなかった地区も、帰省組など人が集まる連休に集中した感があります。

 

 

ご存じの方もいると思いますが、私はコンパクトな体型なので神輿を担げるほどの役には立てません。

そんな私が仰せつかる役割は3つ。

「花火係」と「車両係」と「踊り唄係」です。

 

「花火係」は、花火の打ち上げにあたっての準備~打ち上げ~撤収の作業をします。

花火を打ち上げる機会は3回。

①祭礼の開催を告げる朝の『信号雷』

②神輿の宮出しを告げる合図の『信号雷』

③宮入り前の担ぎ手を励ます観賞用の『打ち上げ花火』

 

花火打ち上げ作業には「煙火消費保安手帳」の取得が必要で、年に1回講習を受けて資格更新しています。

今年は鋸南町の採石場跡地で、プロの花火師による実地訓練を見学しました。

 

 

打ち上げ花火は周囲に民家がない場所で、そして準備から撤収まで危険を伴う作業です。

神社近くの田んぼの真ん中を通る農道が打ち上げ場所での準備とは、

①花火玉を筒へゆっくり落とし込む。

②花火玉の導火線と電気導火線を結束。

③安全な離隔距離にあるスイッチ箱へ電気導火線を接続。

④導火線の接触不良がないかスイッチ箱から導通試験。

⑤キースイッチをONにして点火スイッチ押下。

⑥筒の中の電気導火線が発火し花火玉に点火。

⑦BOOoooNNN!

様々あるかと思いますが、主にこんな手順です。

 

 

危険物ですし道具へ水分や湿気がつかないようにするため、朝昼晩の打ち上げ毎に準備しては撤収します、今年は花火係先輩と私の2人作業。

花火を打ち上げは夜が多く、暑い気候なので、汗だくになりながら手元が見えるよう照明を当てて、明りに群がる虫と戦いながらの過酷な仕事です。

最後の撤収作業が終わり、神社へ戻ったときにスイカを食べながら「打ち上げ花火ありがとう!」「打ち上げ花火はじめて見た!」など労いの言葉に癒されます。

 

次は「車両係」。

休憩所へ神輿よりも先廻りする軽トラの運転手です。

運転手ですからもちろんお酒は飲めません。

そうです酒好きの信川文紀、お祭りでノンアルコール。

担ぎ手達のために、子供達と保護者の方々のために、飲み物やお菓子や「ごんじゅう(おにぎり)」を運びます。

合間に飲むノンアルコールビールが美味しいです。

 

そして「踊り唄係」。

これは立候補して受け継いだ名誉ある係です。

私の地元祭りでは、いわゆる盆踊りのほかに、民謡にあわせて神輿の担ぎ手が踊ります。

相撲甚句、大島節の歌詞を替えたオリジナル民謡にあわせて踊ります。

もちろんアカペラ、ゴスペルサークルでの経験が活きています!

近所の鰻屋の親父さんから受け継いだ役目、まだまだ先代には及びませんが毎年上達していきたい係です。

 

 

年に一度の「私の〇〇係」、あなたにもありますか?

MonoHousing早川建設リノベーション担当の信川文紀でした!

またお会いしましょう!