2024年11月27日
オーナー様専用
オーナーズクラブの皆さん、こんにちは。
MonoHousing早川建設の伊藤です。
もうすぐ12月、寒い日が増えてきましたね。
温暖化の影響もあり昔に比べれば温かいのだと思いますが、断熱性能の高い家にお住まいのみなさんは、寒くて起きられないこともなく快適に過ごされていると思います。
実は10月に宅建士の試験を受けたのですが、結果は残念ながら合格とはなりませんでした。
結果はどうあれ試験を終えて気持ちに余裕もできたので、久しぶりに家族で出かけてきました。
行き先は箱根の「彫刻の森美術館」!
『舟越 桂 森へ行く日』という企画展がちょうど開催されていたので、終了する前に観に行ってきました。
みなさんは「彫刻の森美術館」行かれたことありますか?
神奈川県出身の奥さんに聞くと、関東の人は行ったことある人多いのでは?とのこと。
私は出身が関西なので、東京に来てからテレビCMではじめて知りました。
CMのイメージからなんとなく心惹かれず、最近になるまで行ったことがありませんでした。
でも行ってみてびっくり!自然とアートのどちらも満喫できて、大人も楽しめる素敵な美術館でした。
ということで、人生2回目の「彫刻の森美術館」に行ってまいりました。
訪問したのは10月末、今年の10月は雨の日が多かったですが、その日は秋晴れで気持ちのいいお天気でした。
紅葉にはまだ早かったですが肌寒くもなく、屋外の美術館を楽しむには最高の季節でした。
平日なのに子どもや外国人観光客もたくさん来ていて、とても賑わっていましたよ。
入口を入るとすぐに屋内展示用の建物がありました。
いままで他の美術館で舟越さんの作品を見たことはありましたが、今回は彫刻のほかにもデッサンなど、数は多くなかったですが内容の濃い展示で圧倒されました。
会場に再現された船越さんのアトリエでは、壁に貼られた絵葉書やメモから作家の人間性が感じられる興味深い展示でした。
この企画展は、彫刻の森美術館の開館55周年を記念して準備が進められていたとのこと。
御本人も自身の回顧展を楽しみにしていらしたそうですが、残念ながら展覧会の前の今年3月に帰らぬ人となってしまいました。
舟越さんの作品は大理石を使った澄んだ目と、凛とした静かな佇まいが特徴的です。
首が長かったり、人間とは違った異形の像も多いのですが、どの作品も見る人を惹きつける静かな力強さのようなものが感じられました。
静謐な像が並ぶ中で、1つだけ異質な作品がありました。
『戦争を見るスフィンクスII』という作品で、怒りとも悲しみともつかない苦しそうな表情が特徴的です。
イラク戦争の頃の作られたそうで、スフィンクスの表情から戦争と人間の愚かさ、恐怖が感じられる作品でした。
メインの展示館以外にもいくつか建物内で展示されているスペースもあり、彫刻の森美術館の所蔵作品の中から船越さんが選んだものも展示されていたり、多角的な展示方法にも感心させられました。
さて、じっくり屋内で作品を鑑賞したあとは、散策の時間です。
点在している美術作品を眺めながら、彫刻の森美術館の広大な敷地を歩いて散策していきます。
よく手入れされた園内を歩きながら、隠れている作品を探すのも楽しいですよ。
椅子のように腰掛けたり、ジャングルジムのようによじ登ったりできる作品もあって、海外からの方も含め、大人も子どもも楽しそうに作品に触れている姿を見ると、先程感じたの戦争の恐怖とは対局だなと感じました。
歩きながら自然も美術も満喫できるのですが、箱根といえばやっぱり温泉ですよね!
ちょうど園内を巡って歩き疲れるあたりに足湯も用意されています。
私も思わず入ってしまいました!
ここも海外からの方も楽しそうに体験されていて、微笑ましかったですよ。
ということで、久しぶりの美術館体験は屋外の気持ちよさもあって大満足でした。
やっぱり気分を変えてリフレッシュするのって大切ですよね。
そんなおすすめの「彫刻の森美術館」ちょっと残念なことが1つ。
犬が一緒に入ることができなかったので、うちのむぎちゃんは車の中で長時間待たされて、だいぶご不満そうでした。
次は犬と一緒に楽しめるところに行こうと思います!